東大医学系研究科。首席さんと次席さんの戯言。

理系大学院に進学を考える人に有益な情報をどしどし発信します

東大大学院合格までの道のり(1) 〜合格までの大まかな流れ〜

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こんばんは!首席さんです!

 

今回は、東大大学院に合格するために辿るべきスケジュールの大まかな流れを紹介したいと思います!

 

今回は、少々長くなってしまいましたが、

私達の体験談も含め、盛りだくさんの内容となっていますので、

ぜひ、最後までお付き合いください!

 

大学院受験のスケジュールの流れ

 

一言で東大大学院といっても、受験の形式は専攻によって大きく異なります。

 

これは、東大以外の大学院も同様です。

 

ここではまず、様々な大学院に共通して対応するスケジュールの概要を

一つの目安として紹介します。

 

研究室の検討・大学院の情報収集(3年後期から)

 ↓
TOEICTOEFL受験開始(3年後期から)

 ↓

受験科目の基礎固め(馴染みのない科目について)(4年1月から)

 ↓

大学の研究室配属(2月~4月)

 ↓

 ↓(1ヶ月の基礎トレーニング)

 ↓

大学院説明会への参加・募集要項・過去問入手(5月~6月)

研究室とのアポイントメント(4月~6月)

 ↓

過去問演習開始(6月~)

TOEFL ITP対策(6月~)

 ↓

出願(6月~7月)

 ↓

試験(7月~8月)

 ↓

合格発表(8月~9月)

 ↓

入学手続(8月~3月)

 

一般的には、以上のような流れで準備を進めるのが王道です。

 

試験対策に関しては、大学での専攻等により必要な勉強量が変わると思うので、

まずは、受験する可能性がある大学院の過去問・出題範囲を確認して、

基礎固めを開始する時期を決めましょう。

 

さて、一般的なスケジュールを紹介しましたが、

 

こんな漠然とした説明ではイメージがつかみにくい!

 

という方もいらっしゃると思います。

 

そこで、私達、首席さんと次席さんが、

実際にどのようなスケジュールで準備を進めて行ったのか、

その概要を、次に紹介したいと思います!

 

受験スケジュール ~首席さんの場合~

 

まず、実際のスケジュールについて、

 

第一志望の東大医学系研究科の準備の流れを軸にしてご紹介します!

 

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私の場合、研究室探しは1年生の時から少しずつ進めていましたが、

 

結局、第一志望の研究室が決まったのは、大学4年の6月でした。

 

試験科目について、まず英語は私はあまり心配しておらず、対策は比較的直前でした。

 

TOEIC855点の私でも直前対策で十分だったので、

本当に得意な人であれば直前でも全く問題ないと思います。

 

逆に、苦手意識がある人は、本当に早めに対策しましょう。

 

東大大学院の場合、英語で差が付くと言っても過言ではないからです。

 

専門科目は併願校対策との兼ね合いも考えて、綿密に見通しを立てましょう。

 

特に理系の場合、大学の研究室活動と並行して進めるので、

試験日から逆算して、段階を踏んで対策することが重要です。

 

私の場合、所属学科の特性上、基礎固めは講義で代替しましたが、

大学で該当講義がない場合、自分で対策する必要があると思います。

 

そのあたりに詳しいのは、私より、次席さんかな。

 

ということで、次席さん、次の紹介、お願いします!(笑)

 

受験スケジュール ~次席さんの場合~

こんばんは!!初登場の次席さんです!

私のスケジュールを紹介したいと思います。

 

私は、第一志望が東大医学系研究科でその他に

東大新領域創成科学研究科生命科学研究系メディカル情報生命専攻、

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科、

東京工業大学生命理工学系生命理工学コースを受験しました。

 

私は、物質応用化学科出身のため生化学、分子細胞生物学、細胞生物学、免疫学、生命科学などの教科は全て独学で勉強しました。

初めに、どのようなスケジュールで勉強を進めたかを紹介します。

 

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私は、2年の前期頃に漠然と東大の医学系研究科に進学したいと思っていました。

でも、東大なんて夢のまた夢で諦めかけてました。

英語が得意ではないものの好きで(英語話している人ってかっこいいなという憧れ笑)

東大を受けるか受けないかはさておきTOEICの勉強を3年の9月頃から本格的に3か月間勉強しました。その勉強の結果175点もスコアアップし自分に自信がつきました。

その時の勉強の仕方は後々じっくりと紹介したいと思います。

 

しかし、壁はまだまだたくさんあり独学で生物学・生命科学・分子細胞生物学・細胞生物学などの教科を勉強しなければなりませんでした。

 

3年の9月頃に東大の募集要項の共通科目と専門科目の出題範囲について

Esential細胞生物学を基準にレベルが記載されていたので買ってはみたものの分厚すぎて勉強する気になれなかったです笑

 

そこで、4年の5月頃までは英語の勉強に命をかけました。

5月21日に実施されるTOEIC公開試験のために英語の勉強を必死にし自分の中で

目標だった800点を取ることができました。

 

この頃くらいに大学の授業などでわからないところがあれば予約不要で

気軽に質問ができるPower up centerという大学が提供してくれるサービスで

合格の鍵を握る人物の一人と出会いました。

(鍵を握る人は首席さんを含めて2人います)

その先生は薬剤師をしているすごく生命科学が得意な先生です。その先生に言われた言葉で私は救われました。

 

「Essential細胞生物学みたいな分厚い本は章末にあるまとめを覚えればいいんだよ。まとめの前にある長く書いている本編はまとめをより深く理解するためについている附属品だと思った方がいいよ〜♪」

 

みたいなことを言われました。Essential細胞生物学を一から全て読まないといけないと思っていた私に衝撃を与えてくれる言葉でした。そのおかげでまとめに目を通し過去問を解くということができるようになりました。この先生と出会う前は、過去問すら本を見ても解けなかったです。

 

そして、東大新領域の説明会で首席さんと出会いました。過去問を一緒に解いてきて答え合わせした際に首席さんの頭の良さに心の底からびっくりしました。

 

東大の医学系研究科の過去問で輸送小胞が標的膜とどのようなメカニズムで融合するかという問題に対して、私は2時間以上本を見て書いた答えが

 

輸送小胞膜上にあるv-SNAREが標的膜のt-SNAREと出会い融合する

 

でしたが首席さんは、SNAREの話はもちろんRabタンパク質、係留タンパク質、SMタンパク質、カルシウムイオンの上昇で膜融合が起きる…etc 

 

次元が違うなと思いました。それでも、いろいろな本で知識をつけ首席さんと勉強する中で着実にいろいろなことを覚えていき最終的には次席さんになることができました。

 

今後、皆さんにはTOEICで劇的に点数を上げる方法はもちろん

どのようにして授業を一切受けたことのない科目を勉強していったのかを

私が使ったオススメの本や勉強法を詳しくお伝えしていこうと思います。

 

生命系の理系大学院を目指す方はもちろん、TOEICの点数を上げたい大学生・社会人の方また医学部学士編入を狙っている方にもとても有益な情報を伝えられると思うので楽しみにしていてください!!!

(次席さんはここで失礼します)

 

自分に合った、受験スケジュールを。

以上、大学院受験の流れについて、

王道の流れから、私達の実際の受験スケジュールまで、紹介してきました!

 

次席さん、大いに語ってくれましたね!

こんな感じで、首席さんともまた違う角度で、

これからも体験談をたくさん語ってくれると思うので、

ぜひ、楽しみにしていてくださいね!

 

皆さんにとって最適なスケジュールは、

「皆さんにとって足りていないもの」が何かによって大きく変わってきます。

 

最高の計画を立てて、万全の準備をして合格するために。

 

まずは、今回ご紹介した流れを参考にして、

「自分に足りないもの」を確認してみてください。

 

それが分かったら、

あとは自分だけのオリジナルの計画を立てて、準備を進めて行くのみです!

 

そして、準備を進めて行く際の、具体的な対策の方法については、

今後随時ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

次回は、「東大大学院合格までの道のり(2) 〜試験対策編〜」

というテーマで、私達が実際に行った試験対策について、

次席さんとの会話形式で、お伝えしていきたいと思います!

 

ぜひ、楽しみにしていてくださいね!

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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