東大医学系研究科。首席さんと次席さんの戯言。

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東大大学院合格までの道のり(2)〜試験対策編(1)〜

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こんばんは!首席さんです!

今回は、前回にも予告した通り、試験対策について、次席さんと語ります!

そう、まさに、

首席さんと次席さんの戯言。(笑)

私たちの何気ない話の中から、何か「気づき」を得て頂けたら、と思っております!

それでは、最後までぜひお付き合いくださいませ!

第1回、首席さんと次席さんによる対談。

(以下、首:首席さん、次:次席さん)

試験対策の開始時期は?

首「ではでは、早速対談を始めていくよ!テーマは『試験対策』ということなんだけど、次席さんは試験対策はいつ頃から始めなきゃって思うようになった?」

 

次「世間話もなくいきなり始めてきたな(笑)

うんとねー、試験対策としては、共通科目(生物学を選択)と 専門科目(細胞生物学、分子生物学、病理学を選択)については、3年の9月頃にEssential細胞生物学(以下、エッセンシャル)を購入してみたんだけど、分厚すぎて…

1回だけエッセンシャルを枕にして寝たことあるんだけど、やっぱり覚えられなかった(笑)(※良い子は真似しないでください)

結局、読み始めたのは4年の4月頃からだったなー。

英語は、3年の9月頃から本格的に勉強を始めた感じだったよ」

 

首「なるほど!一度でも枕にしてみようとするあたり、さすが次席さん。(笑)

私は2年の夏休みに初めて過去問を見て、大学の専門科目の定期試験に似てると思ったから、とにかく大学の講義を丁寧に勉強して、定期試験でも大学院の試験を意識して答案を作る練習をしてたよ!

エッセンシャルは次席さんにも薦められ、ようやく買ったのが4年の6月後半あたり(笑)

でも、既に答案を作る練習をしていたのと、大学ではセル(エッセンシャルの詳細版)で勉強していたのもあって、培ってきた知識をエッセンシャルを読んで体系化するという形で活用できたよ!」

過去問分析は入念に!

首「あと思ったけど、やっぱり過去問をきちんと分析するのってすごく大事だし、受験の基本だよね。」

 

次「そうだね、過去問分析なしでは俺も合格しなかったと思う。

俺はちなみに過去問をどう活用してたかというと、過去問を見て、大切なキーワードをエッセンシャルの索引から調べて、そこのページをかいつまんで読んでたかな!

エッセンシャルって分厚くて、最初の1ページ目から本みたいに最後のページまで読もうとすると普通の人は挫折しちゃうと思うんだ。

だから、過去問を分析してここの分野が出やすい、ここの分野はほぼ毎年出されてるから絶対に大切だ、という具合にハイライトをつけてあげることが大切だと思うよ!

ちなみに俺はエッセンシャルにペタペタと付箋をたくさん貼ってたよ〜。

そしたら何年分か過去問解いたらどこの分野が大切なのか一目瞭然だよね!」

 

首「なるほど!過去問の分析から逆算して、頻出分野を把握した上で勉強を進めると、頭の中での知識の体系化にもつながってすごくいいよね。

よく出る項目って、その分野の中で大事な部分であることが多いから、頻出項目を把握することは、知識を整理して分野の全体像を捉えることにもつながっていいよね!

私自身も、次席さんと過去問を12年分網羅したことで、重点的に理解すべきポイント、そして全体像が見えてきたし、何よりこれだけ勉強したという自信にもなったよ。

ここまで勉強してきて思うのは、聞かれている内容がその分野でどういう立ち位置の話なのか、それを意識して問題を見ると、聞き手が問題を通じて受験生のどういう力を見たいのかが見えてくるんだよね。

だから、聞き手が知りたいことに対する自分の答えが伝わるような解答を作ればいい。そういう意味で、分野全体が俯瞰できているのは大切だと思う。

後、専門科目はきちんと対策すれば点数が取りやすい(つまり真面目に勉強する人なら誰でも一定の点数が取れる)から、英語で点数を落とさない事が重要だなって思った。」

英語対策は自分の実力を見極めて考えよう

首「次席さんは、前回の記事で3年の9月頃から短期間でスコアが大きく上がったって言ってたけど、実際どんな風に対策してたの?」

 

次「情報を色々と調べる中で英語は点数をあげるのに時間がかかることを知ったから、テスト1年前から英語の勉強を始めたんだよね〜。

漠然と英語を勉強するだけではモチベーションが続かないから、TOEICをほぼ毎月受けて自分の実力を頻繁に計って。点数が上がると自分の勉強法は正しいんだって、自信を持てたよ。」

 

首「かなり計画的に英語の対策を進めていたんだね。点数という客観的な指標で自分の実力の伸びを定期的に確認できる機会を持つことは、すごく大事だよね!

私の場合は逆に、英語の対策を始めたのは1校目の受験校だった東大新領域の2週間前だったんだよね。2年の学年末にはTOEIC855点を取ってたから(決していい点数とは言えないけれど)入試という点では直前対策で十分だって思ったから。

TOEFL対策は直前だけだったけれど、実際に受験して手応えがあったから、英語が得意な人は、直前まで専門科目を重点的に強化するというのも一つの策かなって思う。

一方で、例えば東大医学系の場合、英語はオリジナル問題だから個別対策が必要なんだけど、併願校での計3回のTOEFL-ITPの受験が、結果的に英語力の維持に役立った実感もあるんだよね。だから、オリジナル問題を出す大学院が第一志望でも、やるからには手を抜かずにTOEFL等の試験に取り組む姿勢は大切じゃないかな。」

 

あとがき。

いかがでしたか?今回はここまで。

実は、この後にも話は続くのですが、続きは次回の記事で掲載します!

少しだけご紹介すると、次回は、

「併願校の勉強や二人で勉強したことの良さ」

を語っています。

二人で協力して対策を重ね、様々な併願校を受験し、合格した私達だからこそできる話をお伝えしていきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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