こんばんは!次席さんでーす!!
予告してた通り対談の続きを更新しちゃいます。
対談のテーマは前回に引き続き試験対策についてです☆
有益な情報が対談の中にきっとあると思うので首席さんとの対談を
ぜひお楽しみください。
第2回、首席さんと次席さんによる対談。~続編~
(以下、首•首席さん、次•次席さん)
1.世間話
次「みなさんこんにちは!今日は私が首席さんから有益な情報を引き出していこうと思います笑 台風が関東を通過して今日はめっちゃ暑いね!!」
(※この対談は9月19日(敬老の日)に行われたものです)
首「そうだね〜昨日の夜風とっても強くて窓壊れるかと思った笑」
次「もっと面白いこといってよー笑 ギャグセンスなさすぎてもはや可哀想(;_;)」
首「面白いことって何言えばいいのー?(^^)」
次「よしじゃあ早速皆さんに有益な情報伝えていくよん!」
首「スルーされちゃった…」
2.併願と並行して勉強する上で意識したこと
次「俺は併願と並行して勉強する上で意識したことは、特にないかな笑 というのも併願校を決める時点で東京大学医学系研究科の試験科目である生物学、分子細胞生物学、細胞生物学、病理学以外の試験を出すところは選んでないんだよね!
だから東京大学医学系研究科の試験科目を勉強すれば他の併願校の勉強にもなるから、ポイントは本命と同じ試験科目の併願校を選ぶことだと思うよ〜
首席さんはそこのとこ意識したことある?」
首「それが、私は研究室で併願校を選んたから逆に試験科目は本当にバラバラで。(笑)東大医学系の科目に加えて、併願校では免疫学や生化学が出題されたり。特に大変だったのは、東大農学系。実は私、高校での理科選択が物理・生物という稀少種で、化学は基礎が抜けていたから、大学受験レベルから生化学まで、化学ばかり出てくる過去問を見て、もうどうしたもんじゃろのうって感じだった。(笑)
だから次席さんの言う通り、試験科目は併願校選びの大事なポイントだと思う!ただ、私みたいに研究室が気になるから受けたい!という方のために、今回お話しするね。
試験科目がバラバラだと不安で目移りしがちだけど、最優先事項は「本命の対策をやり切ること」。とはいえ、併願校だって落とせないよね。私は受けるからには一校でも落ちるものか!って思ってた。(笑)
その上で一番大事なのは、やはりスケジュール。カレンダーに全受験校の試験日を書く。本命対策としてしなければならないことを列挙する。併願校の直前は割り切って対策に当てる。それ以外の日程で逆算して本命対策のスケジュールを決める。ここまで決めれば、これをやり切ればいいという安心感もあるし、頭を切り替えて勉強できると思うの。
そして、併願校の直前対策では、知ってる分野を確実に押さえること、知らない分野はとにかく過去問を分析して頻出分野を知ることで「確実にわかること」が増やしていく勉強を積み重ねることが大事だと思うよ。
3.2人で勉強した事の良さ
次「2人で勉強した事の良さは、俺の場合は生命科学とかの知識が皆無だったから首席さんに教えてもらうことで断片的な知識をつなげることができたかな。
スティーブジョブズの有名なスピーチでconnecting dotsていう話があるんだけどまさにそれ!勉強する上で知識をつけることはもちろんだいじなんだけど、その知識を繋げていくアウトプットがとっても大事だと思う。俺は木ばかり見てたんだけども、首席さんのおかげで森を見る大切さを教わったよ!(大学のパソコンでこの記事を更新してるんだけど、首席さんが酒石酸と変換されてしまう…笑)
酒石酸は2人で勉強したことの良さはどこにあると思う?(わざと酒石酸にしてみた笑)」
首「そうねぇ…というか酒石酸、ほんとそうなのよね!!既にそのトラップに何回もかかってるの、名乗ってる本人だからね。私、お酒飲めないのにね。(笑)
はい、ごめんなさい、話戻します。次席さんがアウトプットの大切さを言ってくれたけど、そのアウトプットをお互いに客観的に評価し合えたことが特に良かったと思う。
つまりね、アウトプットしたものが独りよがりだと有効なものとは言えないから、客観的評価が必要で、自分で評価するにしても、誰かに頂いた評価を勉強したり、逆に誰かのアウトプットを評価してみたりして初めて、自己分析の力がつくと思うんだよね。
だから、次席さんとお互いの答案を添削しあうことで、お互いに自己分析力、そして「有効なアウトプット」を生み出す力がついたんじゃないかなって思ってる。
だから、皆さんにもぜひ「自分のアウトプットを客観的に評価してくれる人」を見つけて頂きたいなと思うの!そういう人は、私達みたいに説明会で出会えるかもしれないし(笑)、あるいは大学の先輩やチューターさんかもしれない。
でも、そんな人周りにいないよ!っていう人がほとんどだと思うんだよね。なので、そんな皆さんのために、首席と次席で合格した私達がそんな存在になることができたらと思うんです!ね、次席さん?(笑)」
4.先着3名様に生命科学全般の添削をプレゼント
次「ということで先着3名様限定で生命科学全般(生物学、分子細胞生物学、細胞生物学、病理学、免疫学、生化学、生命科学、がん、遺伝学など)の添削をプレゼントしちゃいまーす。プレゼントの応募方法はコメント欄にペンネーム、問題(本などからの引用であればその本の名前も)、自分の解答の3点を明記の上投稿してください。
なお、プライバシーの関係で投稿者を特定されたくない方のために添削専用のお問い合わせフォームを用意しましたのでそちらでも受付しております。
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頂いた投稿は首席さんと次席さんがコメントつきで添削し記事として取り上げます!投稿の際はペンネームのみを記載させて頂きます。プライバシーは徹底して守りますのでご安心下さい。
いまいち活用法がぴんとこないという人のために具体例を用意します。
具体例)
ペンネーム:次席さん
問題:PCRについての原理を答えなさい。
(引用、東京大学医学系研究科医科学修士課程 H27年度実施 基礎問題 生物学)
解答:PCRに必要なものは、プライマーと既成のDNAポリメラーゼ、dNTPがある。まず、標的DNAを熱変性で一本鎖DNAにする。その後、60度前後でプライマーをくっつける。その後70度前後にしてDNA伸長反応をさせる。これを20~30サイクルすると1億対以上のDNAを得れる。
それでは今回はこの解答を首席さんにコメントつきで添削してもらおうと思います。」
首「はい、確と承りました。それでは、早速添削していきますね!
添削例:
全体として、PCRに必要なもの、反応の各段階の説明、反応産物についての説明がバランスよく書かれた答案に仕上がっていて、とても良いと思います。細かい部分を指摘していきますね。
まず、PCRに必要なものとして次席さんが挙げているものに「鋳型となるDNA」を追加しましょう。さらに、反応の第2、第3段階で温度について言及しているので、第1段階でも言及した方が良いです。
要素としては以上で十分ですが、さらに高みを目指すならば、もう少し表現を工夫すると良いでしょう。例えば、第1段階の「標的DNA」を「鋳型DNA」と書き換え、第2段階の「DNA伸長反応」に「DNAポリメラーゼによる」を書き加え、第3段階は「1億対以上の二本鎖DNA」を「PCR産物として得られる」とします。こうすることで、PCRがDNA複製機構を利用した技術であること、PCRという反応における基質、触媒、産物を意識した表現にすることができます。
また、科学的表現を意識するとさらに質の高い答案になりますよ。例えば、第1段階では一本鎖DNAに「解離する」、第2段階ではプライマー「がDNAに結合する」、第3段階では「DNA伸長反応が起きる」とします。「する」「させる」のような漠然とした動詞ではなく、具体的な内容を伴う動詞を使うと的確な表現になります。最後の「得れる」のような「ら抜き言葉」等にも気を付けてみてくださいね。
以上を踏まえ、答案を修正すると、以下のようになります。ぜひ参考にしてください。
解答:
PCRに必要なものとして、鋳型となるDNAと、プライマー、既成のDNAポリメラーゼ、dNTPが挙げられる。PCRでは、まず、95度前後で熱変性により鋳型DNAが一本鎖DNAに解離する。次に、60度前後でプライマーがDNAに結合する。そして、70度前後でDNAポリメラーゼによるDNA伸長反応が起きる。以上の3段階を20~30サイクル繰り返すと、1億対以上の二本鎖DNAをPCR産物として得られる。
以上、(ペンネーム)次席さんの答案を添削させて頂きました!
はい、現場からは以上です。」
次「このように丁寧に添削しコメントしていきます。東京大学医学系研究科に首席、次席で合格した人が無料でこんなにも丁寧に添削してくれるなんて利用するしかありませんね!大学院入試を希望している人はもちろん、医学部学士編入で生命科学を勉強している方、大学の課題を見てもらいたい方などさまざまな人からのご応募お待ちしています。」
あとがき。
最後になって登場しました、首席さんです!(※酒石酸ではありません)
今回で完結した第1回、第2回の対談、いかがでしたか?
皆さんが知りたかったことを少しでもお伝えできていたら嬉しく思います。
今後もこのような対談企画を随時行っていきますので、ぜひお楽しみに!
次回の記事では、
「はじめての過去問分析」
というテーマで、筆記対策をこれから始める皆さんが、勉強を開始する前に押さえてほしい過去問分析のポイントについて紹介したいと思います!
ぜひ参考にして下さい!
最後までお読み頂きありがとうございました!!
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